人生100年時代に生きるヒント(その4):成功確率を高めるリーン・スタートアップという方法

皆さんは、「リーン・スタートアップ」(lean startup)という言葉をご存知でしょうか?「リーン・スタートアップ」(lean startup)とは、アメリカの起業家エリック・リース氏が2008年に提唱した、起業や新規事業などの立ち上げ(スタートアップ)のためのマネジメント手法のことです。

「リーン(lean)」という言葉は、トヨタの「リーン生産方式」の「リーン」と同じ言葉です。リーンは英語で、「痩せた」とか「無駄がない」という意味ですが、エリック・リースは、このリーン生産方式にヒントを得て、「リーン・スタートアップ」と命名したと言われています。

「リーン・スタートアップ」の手法は、新しく事業を起こしても多くの人が失敗に直面することを目の当たりにして、いかにして成功に導くかを考え抜いた中で導かれたものです。

起業に限らず、新しいことにチャレンジする時、多くの人は先行きに何が起きるか分からないという不安にかられながらも、自身が思い描く夢に向かって突き進むことが必要だと感じています。しかし、その現実は、思いがけない様々な事態に直面し、結果、失敗に終わってしまうことがよくあることなのです。

人生にチャレンジは必要です。しかし、徒手空拳でチャレンジして取り返しのつかないダメージを被っては元も子もありません。

失敗を回避し、成功の可能性を最大限に高める方法を知っているのと知らないのでは、その結果に雲泥の差が生じます。

「失敗を回避しながら、成功確率を高める方法」を知っていれば、あなたの人生は、もっとダイナミックで豊かなものになるのです。

次回のこのコラムでは、その方法について具体例を交えながらお話ししていきたいと思います。